以下は、Facebookへの2016年の私の投稿からの引用です。
斉藤孝さんの名著です。
講師にとって学ぶこと、気づくことの多い本なのでお勧めします。
私にとっては特に、アクティブラーニングの本質とその応用の仕方が参考になりました。
齋藤孝 『新しい学力』
以下は、Facebookへの2016年の私の投稿からの引用です。
斉藤孝さんの名著です。
講師にとって学ぶこと、気づくことの多い本なのでお勧めします。
私にとっては特に、アクティブラーニングの本質とその応用の仕方が参考になりました。
齋藤孝 『新しい学力』
自分の講師スキルを高める方法について現時点で考えていることを書きます。これは、私自身が現場で試行錯誤してきた中で、いちばん腑に落ちたやり方を整理した、あくまで個人的な経験談です。 私も新米講師のころは、それをテーマにした本を読んでみたり、学問の世界を覗いてさまざまな教育メソッドを勉強したり、他の講師のマネをしたりがありました。上記のような方法に意味がなかったとは言いませんが(一定の効果はあると思います)、経験を重ねた今ではもっぱら別の方法を選択しています。最も効率的で効果的で、やっていて楽しくてスリルがあって学んで得たことは一生忘れないような方法があるのです。 一言で言えば、「講師スキルは受講者から学ぶ」ということです。具体的にどうするのかを書きます。 現場で講師の仕事をしていて問題に直面した時には、以下の手順を実行するのです。 1.受講者をよく観察する 講義を十分に理解しているのか、いないのか、受講者の受講態度や表情、受講者の発言や質問、演習問題のでき具合、テストの結果などを注意深く観察します。 2.受講者とコミュニケートする 研修時間中でも休み時間でもかまいませんが、機会があれば受講者に話しかけて、さりげなく理解の度合いや研修内容への感想などを引き出します。 3.情報を分析する 観察とコミュニケーションから得た受講者からのフィードバックを整理して、問題の原因を分析します。 4.仮説を立てる 分析の結果を基に、問題を解決するための仮の対策を考えます。 5.仮説を検証する 自分で立てた仮説としての対策案を実際に現場で実行し、その結果から仮説の有効性を判断します。仮説の実行が必ず成功するとは限りません。効果が見えないこともあるでしょう。しかし、期待通りの結果を得てうまくいくこともあります。その時の喜びはとても大きくて、一生忘れないぐらいの強い印象を残します。それこそが本当の講師スキルを身につけた瞬間だと思います。人間は自分が何かを創り上げることや発見することに喜びと楽しさを感じる生き物ではないでしょうか。ましてや、技術者であればなおさら、自分の仕事の問題は自分の頭で解決することに誇りを感じて、それができた時には仕事が楽しくなるはずです。私が今までに身につけたと思っている独自の講師スキルはほとんど上記のような実践の結果にすぎません。 copyright: all rights reserved 2024
2016年10月15日からFacebookに投稿した「学習理論の変遷」に関わる一連の投稿記事を「その1」から「その5」としてそのまま転載します。 以下、転載記事。 8月から取り組んでいた仕事がすべて終わったので時間に余裕ができた。そこで、在籍中の大学院の科目で学んだ教育関連のテーマのうち、もしかしたら「友達」の皆さんも関心があるかもしれないことについて自由に書いてみる気になった。長文になってしまうので何回かに分けて投稿するつもりです。 今回は、過去から現在までの教育理論と学習理論の変遷についてです。 そもそも教育とはどうあるべきか、学習とは何かについてさまざまな研究者が理論を構築してきたのですが、過去の大きな流れと変遷だけを俯瞰してみると、以下のような感じになるはずです。 行動主義から認知主義へ 認知主義から構成主義へ 構成主義から社会的構成主義へ 言葉だけ見ると難しそうですが、実はそれほどでもありません。 行動主義の考え方は、わかりやすく言えば「アメとムチ」です。 アメとムチを駆使することによって学習者の行動パターンを教育する側が望ましいと考える方向に変えること。 特定の刺激に対して、それに応じた反応をするように強化策(アメとムチ)を即座に施して繰り返し訓練します。 この場合の「アメ」とは「肯定的なフィードバック」、「ムチ」とは「否定的なフィードバック」のシンボルとも考えられます。 これは第二次世界大戦中の米国で、軍隊の兵士たちをいかに効率的に短期間で訓練するかが重要なテーマだった時期には大いに活用されたようです。 もちろん、アメとムチの考え方そのものは大昔からあったはずですが、それを教育理論としてまとめて「行動主義」という名前をつけ たわけです。 この考え方は今でもあちこちで応用されているはずです。 特定の状況では確かに効果があることが認められているからでしょう。 たとえば、きちんと特定の仕事を完了しなかったら報酬金額を減額し、良い仕事ぶりには報酬金額を増額するようなシステムに大きな効果が見られる場合はよくあります。 しかし、アメとムチ「だけ」で教育したら弊害が出てきてしまいます。 そこで、認知主義という別の理論が現れました。 (次回に続く) […]
受講者が「壁にぶち当たった」と思ってしまうパターンとして、階段の各段の順番がデコボコになっていてなだらかではないパターンもあり得ます。 この場合には、壁のように見えている「高過ぎる一段」を分割するのではなく、単純に順番を入れ替えるだけで済むでしょう。 ©2022 all rights reserved
最近話題になっているAI Webアプリの「ChatGPT」に「講師にとって大切なスキルとは何でしょうか?」という質問を投げかけたら、以下のような回答が返ってきました。まあ、世間一般が期待する理想の講師像を反映しているように見えます。 「講師にとって大切なスキルは以下の通りです: コミュニケーション能力 教育方法の知識 目標設定と達成のスキル 学習者のニーズに応える能力 テクノロジーの使用経験 評価・フィードバックのスキル 創造力とフレキシブル性 自己管理とタイムマネジメントのスキル 学習者との信頼関係を築く能力 学術的な知識と研究スキル」 ©2023 布施あづさ