過去12年間の講師業の経験によって得た自分の講師スキルを総括すると、現時点では以下の4つの原理原則にまとめられるように感じています。 1.段階に沿って指導する これについては、当サイトの記事の「受講者が壁にぶち当たった?」、「受講者が壁にぶち当たった?(その2)」を参照してください。 2.言葉の定義を明確にする これについては、当サイトの記事の「トンチンカンな質問」を参照してください。 3.イラストなどの視覚表現を利用する 言葉による説明だけでは、コンセプトが十分に伝わらないことがあります。その場合には、イラスト、図、表、プログラムリストなどを利用することがあります。たとえば、当サイトの記事の「受講者が壁にぶち当たった?」と「受講者が壁にぶち当たった?(その2)」ではいたって簡潔なイラストを使っていますが、もしそれらのイラストがなくて言葉による説明だけだったら、そのコンセプトが直感的に正確に伝わったでしょうか? 4.情報のインプットとアウトプットを交互に繰り返して両者のバランスを取る これについては、当サイトの記事の「INPUT/OUTPUTの原則」を参照してください。 研修現場では上記の4つの原理原則に基づいて指導するのですが、具体的な対処法や行動はその時の会場の状況によって千差万別です。受講者の顔ぶれ、人数、知識と経験のレベル、性格、価値観、講座の内容とそれによって起こるトラブルなど、あらかじめ研修前にすべてを想定して対策を考えておくことはできません。常に変わらない固定した方針やパターンもありますが、その時の状況に合わせて上記の原則を適切に応用して臨機応変に対処するしかないことの方が多いです。その応用の仕方も含めて私の講師スキルなのでしょう。それは誰から教わったわけでもなく、経験の積み重ねでしかありません。 しかし、講師の仕事の本質は、ハンバーガーショップでハンバーガーを作るのとは異なります。講師が人間を相手にしている限り、知識や講師スキルだけでは伝えることのできない部分があることも意識しています。 ©2022 all rights reserved
Daily Archives: 2022年12月24日
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