ひとりのプログラミング講師が作成した記事を集めました

覚悟を決めよう

以下は、Facebookに2016年2月24日付で投稿した文章の全文です。

講師業を専業とするようになってまるまる5年を過ぎて6年目に入った。
この間、講師以外の仕事は何もしていない。
プログラミング教育の方法論を自分なりに考えるようになり、
まとまった形の文章にしようと思いながらも、
とりあえずすぐにできることとして、
今までの経験で感じたことや学んださまざまなことを「備忘録」として単純な箇条書き形式で書き始めた。
文字通り、自分自身のための備忘録である。他の人に読ませるようなものではない。
何十もの項目が挙がる中で、それらを読み返して新たに気づいたこともある。
以前の投稿では講師として「覚悟を決める」ことの大切さを書いたが、
その覚悟とは単に講師として受講者のためにその時間とエネルギーのすべてを捧げることだけではないことに気づいたのだった。
講師という仕事は基本的に、その仕事のやり方は自分で創意工夫して自分で決めて、自分で実行し、
その結果には自分自身が責任を負う覚悟が必要である。
10人の講師がいれば十人十色で、さまざまなやり方があっていい。
と言うよりも、そうであるべきだ。
僕自身、他の優れた講師から学ぶこともいろいろあるが、
それらをどのように咀嚼して自分の仕事に生かすかはすべて自分自身の責任と思っている。
単純に表面的にマネすれば良いというものではない。
ましてやマネした結果について自分自身の責任を見ようとしないのはトンデモナイことである。
「結果はすべて自分の責任だ」と覚悟を決めることなしに、本当の創意工夫も学びも向上も進歩も決断もないだろう。
この5年間、フリーの講師として、一度でもしくじればその顧客から二度と仕事の依頼は来なくなるという緊張感がつきまとっていた。
実際に、そのようにして消えていった講師を何人も見てきた。生き残った講師のほうが少数派なのだ。
過酷な環境だとは思うが、それでも何とか生き残った自分にあったのは才能などではなく、「覚悟」だけだったような気がする。

©2016 all rights reserved